猫の受入条件と譲渡条件について
当団体に「猫を保護してほしい」、「保護した猫を引き取ってほしい」とお電話等で依頼いただくことも多いのですが、当団体も限られた予算、人手で活動をしているため、そのすべてに対応するのは不可能です。
そのため、基本的には「猫を保護しなければ!」と優しいお気持ちを持たれた保護者の方が、捕獲やお世話、里親探しまで、「自分でやる」という気持ちを持って保護をされるようにしてください。
当団体でもできる限りのサポートをさせていただきます。
しかし、どうしても保護者様ご自身でお世話や里親探しが困難な場合、当団体では有償でお世話や里親探しを行う場合がありますので、下記のとおりお知らせいたします。(※全国の保護団体も同じような仕組みで保護活動を行っている所がほとんどです。)
保護猫の受け入れ条件
壱岐島わんにゃんお守り隊299では、保護猫活動にかかる費用を 、会員の年会費や寄付等で行っており、当会 へ 猫の保護を依頼される場合 、依頼者様に下記の費用負担をお願いしております 。
「 子猫がいる、何とかしてほしい。 」と連絡をして、丸投げすることは誰でもできます。しかし、1 匹の生命を救うために、実際にかかる費用・労力は、下記をはるかに超える金額が発生していることをご理解ください 。
《受入費用》
① 初期診察費用等(初期診察、血液検査、ワクチン接種) 15,000円/匹
② 飼育管理費の一部 10 ,000 円/匹
※捕獲はご自身でお願いします。
例)子猫3匹を保護し、 当団体に保護依頼する場合
①15,000 円× 3+ ② 10,000 円× 3 =75,000 円
また、上記のご負担が可能な場合でも、猫の健康状態や受け入れ状況によっては、お断わりさせていただく場合が ございます。
保護猫の譲渡条件
壱岐島わんにゃんお守り隊299で保護した猫の譲渡条件は下記のとおりです。私たちが保護し、毎日のごはんや病院の診察等のお世話を重ねた大切な猫たちですので、大切に育てていただける方に里親になっていただきたいため、厳しい条件をつけさせていただいております。ご理解の程、宜しくお願い致します。
《譲渡条件》
- ご本人様確認ができる免許証または保険証等の提示をしていただける方
- 猫飼育可能の住宅にお住まいの方
- 猫の飼育について、同居するご家族の同意が得られている方
- トライアルの際、ご自宅の飼育環境の確認をさせていただける方
※トライアルは10日間程度です。 - 終生飼育の医療費・消耗品等の負担が十分に可能であり、経済的に問題のない方
- 定期的に譲渡した猫の様子をご報告していただける方
- 先住猫との相性がどうしても会わない場合、辞退していただける方
※先住猫は避妊去勢されていることが前提条件となります。 - 未去勢未避妊の猫の場合、譲渡後に、必ず去勢・避妊手術を行っていただける方
- 先住猫も含め、完全室内愛育をしていただける方
- 年齢18才以上の方。70歳以上の場合は、後見人等がいる方
- 先住動物がいる場合、適正な飼育頭数であると認められる方
- 正式譲渡となった際、初期医療費・飼育管理費の一部として、25,000円/匹、及び、今までの医療費についてご寄付いただける方(※譲渡寄付額は、保護期間等によって変動する場合があります。)
犬の受け入れについて
当団体では犬の直接的な受け入れを行っておりません。犬については、壱岐保健所から依頼を受けて、ミルクボランティア等のお世話を当団体で行っております。
壱岐保健所では令和3年度から人慣れしている犬が保護された場合、壱岐保健所から長崎県大村市にある「アニマルポート長崎」へ犬を移送し、里親とのマッチングを進めてあります。その成果もあって、壱岐市内の殺処分件数は減少しています。(壱岐島内で保護権の里親が見つかることもあります。)
しかし、月1回の移送のため、移送されるまでの期間、当団体でミルクボランティア等のお世話をすることがあります。このお世話にかかるごはん代やペット―シーツ等は壱岐保健所から支給を受けています。
もし、当団体で保護してしまうと、当団体所有の犬になってしまい、大村への移送ができなくなってしまいます。
そのため、当団体への保護依頼があっても、まずは壱岐保健所へご相談いただくこととしておりますので、ご理解の程、よろしくお願いいたします。
なお、猫については、県全域で多すぎる状況のため、大村へ移送しても、里親が見つかる可能性が低いこともあり、移送の手続きはとられていませんので、当団体で直接受け入れを行う場合は、猫に限らせていただいております。